014 勝手に竣工記念!?

014 勝手に竣工記念!?

014 勝手に竣工記念!?

去る2007年2月22日、板橋区としては初、都内でも数例しかない外断熱賃貸マンション「シェーンバウム」が、無事竣工いたしました。

 

今回のかわら版では、上棟時に引き続き、竣工を“勝手に”記念して、写真で完成したシェーンバウムをご覧いただきたいと思います。
しかも今回は、プロのカメラマンによって撮影された写真を二回に分けてお届けします。
まず一回目は、外観と共用部分です。

 

 

上の写真は、建物を南東から撮影したものです。
以前にもご紹介した通り、隣りがホンダプリモの駐車場となっているため、日差しをさえぎるものがなく太陽の恵みを存分に受けられます。
ベランダの日当たりの良さもお分かりいただけるかと思います。

改めて日当たりの良さを実感

 

左の写真は、国道にある歩道橋の上から撮影されたものです。方向としては南西から撮ったことになります。
一段下がっている面に、アクセント色である白の壁面が見えます。

 

右の写真は、区道側から撮影されたものです。こちらの方向は北西となります。
電線が少し邪魔ですが(泣)、建物の形状が分かりやすい写真です。
北側斜線の影響で、上にいくほど建物の左側が引っ込んでいくのが分かります。

エントランスは「セキュリティ&高級感」

 

その北西側の1階にあるのが、共用エントランスです。天然の石をぜいたくに使うことで、高級感と重厚感を表現しました。
入居者にとっては中に入るとホッとする場所。侵入者にとっては威圧感を感じる場所。
共用エントランスは住人にとっての「城門」です。

 

扉を開けると、そこは風除室です。オートロック・郵便ポスト・宅配ロッカーがご確認いただけます。
オートロックのところにはカウンターがついていますので、ちょっと手荷物を置くのに便利です。

オートロックを抜けると外断熱の世界が

 

オートロックを抜けると、エレベーターホールになります。中央のハニーブラウンの扉が、エレベーターです。
この写真では扉が見えませんが、左手がトランクルームのスペースになっています。

 

夏の暑い日や冬の凍える日は、このホールに入っただけで「外断熱」の世界を実感できます。

 

次回はいよいよ各戸の中に入っていきます。
お楽しみに!

「竣工記念」ということで

「竣工記念」ということで、この場を借りて「シェーンバウム」の建設に尽力していただいた皆様にお礼を申し上げたいと思います。

 

まず、着工までこぎつけたのは、奈良建設の営業である谷中さんのお力が大きかったと思います。
ただでさえ建設費がかかる“外断熱”。
融資は難航しましたが、谷中さんの努力のおかげで良い銀行とめぐり合うことができました。

 

設計部門では、奈良建設の三人の方にお世話になりました。
最初に、中央にエレベーターを置くという、この建物の基本的な構造を考えてくれた橋本さん。
このプランは、他の建設会社が示した案と比べても、ずば抜けて優れたものでした。
次に、私の細かい要望を聞いて図面に起こしてくれた桑野さん。
そして最後に、奈良建設が誇る「イケメン設計士」、澤口さん。
澤口さんには、最終的なプランや区役所等の交渉も含め、一年以上に渡りお世話になりました。

 

現場では、我らが現場監督、田代さんが大活躍でした。
現場監督としては若い部類に入る田代さんですが、“外断熱”のキャリアは日本でも有数。
これからもっと田代さんみたいな現場監督が増えてくれば、日本でもレベルの高い“外断熱”が増えていくはずです。
その田代さんを、ずっと支えていてくれた太田さんもご苦労様でした。

 

そして、丁寧な仕事でこの建物を作ってくれた職人の皆さんにも感謝です。
職人の皆さん一人一人の手作業が、積み重なってこの「シェーンバウム」になったと思います。

 

最後に、特別な感謝の気持ちをもって、コンサルティングをしてくれた康和地所の石川さんのお名前をあげさせていただきます。
石川さんと出会わなかったら、「シェーンバウム」はもっと違う建物になっていたでしょうし、下手したら建っていなかったかもしれません。
石川さんの強い意志と情熱が建築の素人である私を導き、遂には“外断熱賃貸マンション”という新しいジャンルの建物を完成させました。

 

二週間に一度、澤口さん、田代さん、石川さん、私と四人で集まって、ヘトヘトになるまで何時間も打合せしたのも、今では良い思い出です。

 

こうしてできた「シェーンバウム」が、今度は入居した皆さんの快適な生活に少しでも貢献できるのあれば、施主としてこれ以上の喜びはありません。

 

(2007/03/02 文責:佐野)